交通事故の、自動車保険を使った治療の現状
2008年の春、当院に『交通事故の治療を自動車保険を使って受けたい』という方がいらっしゃいました。
その方は歩行中に交通事故の被害に遭い、大学病院で4ヶ月間治療を受け全く改善せず、転院する形で接骨院に3ヶ月通い、結局は『手に負えない』と言われ、再度大学病院での検査を勧められました。
すると大学病院では、『レントゲンに異常もなく再検査の必要は無い』と言われ“これ以上は良くならない”と判断されて治療の打ち切りを示唆されたそうです。
『このままでは痛みが一生取れない』と怖くなってインターネットで検索していると、柏整体院のホームページを偶然に見つけ、痛みで歩けない中、東京都内からタクシーを使っていらっしゃいました。
痛みが強くこの半年間はほぼ寝たきりで、通院は全てタクシーだったそうです。
状態を見ると筋肉が固まり、関節は動かせない状態になっていました。
関節が動かせない状態なのに、大学病院では痛み止めの処方、接骨院では電気治療と湿布だけで、動きをつける治療は一切されなかったようです。
当院で治療後、ほとんど動かなかった関節にも少し動きが付いたようで、歩く時の痛みも緩和して、『今後もぜひ通わせて下さい!』と患者さんは喜んで帰られました。
しかし後日、医療費を支払う保険会社と相談した結果、『半年以上も(他の病院に)通院しているのでこれ以上の治療は不要です』と言われてしまい、こちらが“症状の改善が見られるを事”を話しても『当社の規定ですので』の一点張りで、今後の治療は断られてしまいました。
これは1例に過ぎませんが、交通事故に遭われた際の流れとしては典型的だと思います。 このようなおかしな状況が典型的な交通事故後の被害なのです。
またこの患者さんは、交通事故の3次被害まで受けた状態と考えます。
1次被害を交通事故・自動車事故と考えた場合・・・
2次被害は、症状の改善が見込めない治療を受け続ける事
3次被害は、保険会社の対応や払い渋りを受ける事
4次被害は、2次被害が原因で交通事故の後遺症に悩まされる事
・・・と柏整体院では考えますが、ここでは交通事故の2次被害以降を防ぐ為の必要最低限の知識についてお話させて頂きます。
先ほどの患者さんの例で交通事故の2次被害についてお話します。
主な症状としては、足首の関節(骨の連結)が固まり動かなくなって、足を付いて歩く事ができない状態でした。つまり単純に言えば、足首の関節が動くようになる治療をすれば症状は改善します。
交通事故の2次被害である『症状の改善が見込めない治療』とは、この場合、『足首の関節が動くようになる治療をしない事』を意味します。
この患者さんの場合は、大学病院で痛み止めを、接骨院では電気治療と軽いマッサージを受けた程度で、『足首の関節が動くようになる治療』を一切されていない事が“交通事故の2次被害”となります。
さらには、症状が一向に改善しないにも関わらず、保険会社から『これ以上治療費は出せない』と、治療の打ち切りを迫られている事が3次被害になります。
そして、『足首の関節が動くようになる治療』を今後行われなければ、 交通事故・自動車事故の4次被害である“後遺症”に悩まされる事にもつながると思います。
病院や接骨院で全て治れば、カイロは存在しない
事の発端が交通事故にあるのは間違いないのですが、 2次被害以降については治療方法さえ適切ならば、 つまりは『足首の関節が動くようになる治療』さえしていれば、 防げる可能性は充分にあったと考えています。
交通事故・自動車事故(1次被害)に遭われた際は、原因を取り除く適切な治療を選んでいれば2次被害以降についてもある程度は防ぐ事はできると考えています。
私は『病院や接骨院で全て治ればカイロは存在しない』と考えます。
あまり知られていませんが、病院・接骨院・カイロにはそれぞれ得意・不得意分野があり、実際には治療分野の住み分けができています。 (詳しくは『整形外科・接骨院・整体治療の違い』で説明しています)。
病院や接骨院でメインとされる対症(対処)療法という治療は、筋肉のコリや関節の固さもそうですが、交通事故の根本的な治療に関しては向いていないと考えます。
要するにその不得意分野を補う形で、痛みの原因を探して根本治療を目指すカイロや整体が存在しているのが現状だと考えています。
ただもちろん、対症療法や外科的処置(手術など)が有効な症状も多くありますので、とりあえず『それぞれの治療には得意・不得意分野がある』という事だけを今はご理解頂ければ、と思います。
しかし、交通事故や自動車事故による鞭打ち(むちうち)症などで、外科的治療を必要としない症状に関しては、対症療法が積極的な治療とは言えないと思います。
慰謝料や示談の前に、後遺症を残さない治療選びを!
現在、10人に1人の方が交通事故の被害に直接遭うと言われています。
小さな事故で大した痛みが無かったとしても、交通事故や自動車事故の後遺症は5年・10年後に出てくるとも言われています。
筋肉や関節を痛めた場合は、痛みの原因から根本的に治療をしない限り、後遺症と分からない後遺症(頭痛や不眠症など)に悩まされる事も多くあります。
交通事故の治療に関しては、整体やカイロが何よりお応えできると考えていますが、保険会社に直接お話しすると大抵は断られます。
ですので、当院に交通事故の治療で掛かりたい場合は、早い段階でご相談下さい(Eメール相談も受け付けております)。
※ 当院が遠方の場合は、お近くの整体院にご相談下さい。
直接来院してのご相談(要予約・無料)の場合は、保険会社にも直接対応しますので、保険担当者などが分かる資料をお持ち下さい。
また、交通事故の治療でお悩みの方や、治療を受けているのに改善しない方をご存知でしたら、ご紹介頂けますとお力添えできるかもしれません。






